猫がアレルギー性皮膚炎になったときの写真です。
左が症状がアレルギーが出てるとき、右はアレルギーが完治した時の写真です。
猫の後ろ右足の内側を写しています。
この症状は、好酸球性(こうさんきゅうせい)の皮膚病と言います。
白血球の一種が本来無害のものを攻撃する症状です。
その白血球の名前を好酸球(こうさんきゅう)と言います。
好酸球は,本来は寄生虫感染に対する防御を行うために体に備えられた白血球で、
寄生虫の表面に似た物質、すなわち花粉の一部や、動物の毛の表面などにもよく反応します。
文明の進化とともに人間には寄生虫病がほとんどなくなり,仕事が暇になった好酸球(こうさんきゅう)が、
いろいろなものに対するアレルギー反応に積極的に参加しているという説もあります。
猫ではこの好酸球が皮膚に集まって特徴的な病変を作り,しかもアレルギーと密接な関連が疑われる病気があります。
出るところは、3つあります。
一つは、口。
二つ目は、頚部、腹部。
三つ目は、後肢の後面。
今回のケースは、三つ目の症状に該当します。
写真で見たように後肢の後面などに線状に盛り上がった病変として発見されます。
口に出た場合は、くちびるがそげたようになります。
まず病変やかゆみが,ある季節だけ発生するのか,通年の問題なのかを考えます。
なので、猫のオーナーさんとして愛猫をどれだけ観察してきたかが問われる瞬間なので、常日頃から愛猫を観てあげてください。
その後に、症状が出ている局部を少し捕って検査したり血液検査します。
これでは、症状を特定しただけで、原因がわかりませんので次に原因究明をしていきます。
今回の症状がもっと小さいかさぶたのようなモノだったらノミや蚊などのアレルギーを疑います。
特に写真のように夏場耳や頭などに集中的にできるとそれは、蚊のアレルギー可能性があります。
なのでノミや蚊など駆除するなどのコントロールをすることで改善に向かう場合があります。
今回のようにそれでもだめな場合は?
食事を見直します。
今まで与えてこなかったタンパク質一種類選びそれを家で調理して最大2か月与えます。
その間は水道水しか使うことが出来ず・・・一切ダメです。また他の調味料などを使うことも一切厳禁です。
おやつも市販の低アレルギー食も与えるのはダメなのです。
アトピーは花粉やハウスダストなどのアレルギー原因物質の吸引による皮膚病。
猫はかゆみに対して毛をなめて左右対称の脱毛を起こしたり、粟粒性皮膚炎がみられたり、あるいは顔面がかゆくて口唇、鼻、眼周囲をこすったり、好酸球肉芽腫群の病変ができたり多様です。
ステロイド剤が効果を発揮します。
しかし、今回は免疫抑制剤を使用して治ったそうです。
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