よく見るしぐさにも意味がある。
猫が見せる様々なしぐさは一緒のボディランゲージ。
しっぽの動きや鳴き声に加え、しぐさや表現も良く見てあげると、猫の気持ちをより正確にくみ取る事ができます。
1.クンクンにおいをかぐ」⇒あいさつ
2.「スリスリ体をこすりつける」⇒マーキング
3.リラックス
4.「前足でモミモミする」⇒甘え
5.「ペロペロなめる」⇒気持ちを落ち着かせる
6.「クネクネしてお腹をみせる」⇒安心
仲のよい猫同士が出会った時、鼻とはなとをくっつけてクンクンとにおいを確認し合う事があります。これは、猫流のあいさつです。
飼い主さんが猫の鼻に向けて指を差し出したとき、鼻を指にくっつけてクンクンしてくれば、猫が気を許した相手と認められたことになるのです。
「スリスリ体をこすりつける」⇒マーキング
猫の額と耳の付け根、あごの下くちまわり、しっぽなどににおいを分泌する臭腺をいう腺があり色々なものにこすりつけて自分のニオイをつけ、縄張りを主張する習慣を持っています。
また、猫同士でもあいさつとしてもお互いの身体をこすりつけるようなことがあります。
人間でいうハグのようなものです。
「前足でモミモミする」⇒甘え
子猫は母猫のおっぱいを飲むとき、前足でおっぱいを押すようにモミモミしながら飲みます。
成長してからも、安心して気持ちがよいとき、前足でいろいろなものをモミモミしていることがあります。
もし、飼い主さんのお腹の上でやっていたら、とても甘えた気分になっているときかもしれません。
「ペロペロなめる」⇒気持ちを落ち着かせる
猫は清潔好きで、自分の舌で全身をなめて毛づくろいをします。
ほかにも気持ちを落ち着かせる効果もあり、ストレスを感じたときなどに毛づくろいをすることがあるようです。
「クネクネしてお腹をみせる」⇒安心
猫があお向けになってお腹を見せクネクネしているのは、とても安心している状態です。
やわらかいお腹は猫が安全だと感じなければ見せられない部分だからです。
飼い主さんの前であお向けで寝ているのは、猫が本当に安心しきっている時と言えるでしょう。