もう真夏のような陽気ですよね。
暑くてだるくて、帰ってぐったりしますよね。そして、冷たい飲み物をがぶ飲み。
でも、猫の場合、水分補給も度が過ぎると要注意!ってご存知でしたか?
実は、恥ずかしながら、知りませんでした(^_^;)
調べていくと、たいへんやばい事実が分かりました。
飲みすぎると出る症状
人間の世界では、水分を適切に補給することは健康のために重要です。
もちろん猫も人間と同じ動物ですから、水分をとることは生きるために絶対欠かせません。
しかし、猫の場合水分補給のドガ過ぎてしまうと病気のサインであることが多いようです。
また、水を多く飲んでいても体重が減る事があります。
原因
老猫の場合、原因として一番にあげれるのが慢性腎不全です。
怖いですよね。
実は、猫がかかる病気でもっとも多い病気の一つで、初期から中期にかけては尿の量が増えていきます。
尿の増加によって喉が渇くため、水が飲みたくなるのです。
甲状腺機能亢進症も老猫に多く見られる病気です。
全身の代謝が高まるために、食欲が増します。
そして、飲水量も増え、おしっこもたくさんするようになります。
さらに糖尿病も飲水量とおしっこの量が増えていきます。
また、食欲があるのに体重が激減するという症状が出てきます。
観察ポイント
食事の内容を替えること飲水量が増えることがあります。
しかし、食事を替えていないのに飲水量が増えたときは、要注意です。
いつごろから飲水量が増えたか?食欲や元気はあるか?
食欲や元気はあるか?飲水量の増加に比例しておしっこの量が増えているか?
体重の変化の有無等を確認します。
四六時中飲んでいるようであれば、重大な状態になっている可能性があります。
対処法
飲水量が、体重1Kgあたり50mlであったり、これまでの2倍以上の量を飲んでいるようであれば動物病院を受信するのが良いでしょう。
肝臓病や高上記の亢進症の場合、血液検査、尿検査、レントゲン検査、エコー検査などを行い詳細な診断をしてくことになります。
食事療法や投薬、点滴による治療が基本となります。
こんな病気や不調の可能性も?
ホルモンの異常
甲状腺機能亢進症
副腎皮質機能亢進症
端末肥大症
代謝の病気
糖尿病
高カルシウム血栓
生殖器系の病気
子宮蓄膿症
頻尿器系の病気
慢性腎臓病
糸球体腎症
腎リンパ腫
肝臓の病気
肝不全
その他
ステロイド剤
一部の抗てんかん薬の投与
水の飲み過ぎは、危険なこともお分かり頂いたと思います。
という事は、夏の熱中症対策として水を飲むだけで体温を下げる方法だけに頼るのは危険?
今は、アルミ製の鍋のような体温下げるグッズなのどもあるので、水だけに頼らない方法を併用することが良いでしょう。
また、電気代がかかりますが、エアコンをつけることも大切かと思います。